予算要望と縦割り形式主義

本日、平成25年度の予算編成に関する要望書を会派として、提出してまいりました。

●より住みやすい街づくりについて
●市のブランド化、知名度向上について
●産業育成、就労環境の充実について
●行政改革・効率化について
●教育環境について
●地域福祉・防災について

以上のような大きく6つの大項目に沿い、42の項目にして提出致しました。

具体的にどのくらいの影響を及ぼせるかはわかりません。
しかし、問題意識を持ち、テーマを設定して要望を行い、この後が具体的にどうなっていくか見守っていくことで、執行部側と同じ目線を獲得し、より建設的な協議へと繋げていけると考えます。


議会不要論も唱えられるくらい政治不信が渦巻いていますが、地域主権型道州制など、地方政治の重要性も高まっていますので、現実的で効果的な政策立案を行っていけるようにならなければなりません。

それができて初めて市民の信頼を得られるのだろうと思います。

一つ疑問に感じたのが、「財政課あて」「生活環境課あて」など部署単位で要望をつくる習慣ある点です。

言うまでもありませんが、目的は問題解決・政策の実現でありまして、役所の部署ごとの縄張りや形式ではありません。

毎度おなじみの縦割りといいますか、形式主義の弊害がチラリと見えてしまいます。

あまり部署ごとにというのを強調してしまうと、部署横断的な情報やアイデアの共有を阻害する可能性も出てきてしまいます。

また、部署ごとに事務分担が決まってくるのは当然ですが、その既に決まっている事務分担表に対して、現実の問題や政策を「合わさせる」という発想になってしまうこともありそうです。本末転倒です。

よその自治体の予算要望書をいくつか見てみましたが、見た範囲ではあまり部署あてを強調して出している所は少ないようです。

わが市のよくない習慣の一つなのかもしれません。

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