百済と新羅

2007年12月の韓国大統領選挙の得票率において

光州・全羅道・・・・・李明博候補 9%   鄭東泳候補 80%

大邱・慶尚北道・・・李明博候補 71.1% 鄭東泳候補 6.4%

このように投票行動にあまりに極端な地域性が見られるようです。

日本において、例えば関東と関西でこれほどの極端で間逆な投票結果が出ることは想像できません。

ここまで来ると当選後の経済政策等において、これまた極端な優遇策を地域ごとにとったりすることが考えられます。逆に不利に扱われた地域は反現職で固まってしまうことにもなるでしょう。

このような選挙をやっていては、単なる地域間の権力争いになってしまい、自由経済か統制経済かなどの政策理念によって政治が成り立ちません。

政策理念で選ぶのが選挙であり、政治であります。

特に国政の場においては、国全体をバランスよく調和させることが必要であり、なおの事です。

日本の地方政治の現場においてもこれは同じことで、同じ県や市の中での権力争い、予算の奪いあいとなってしまっては、建設的な議論による切磋琢磨が行えず、地方主権の時代に取り残されることにもなりかねません。


私は選挙において自分に誰が投票してくれたのか分かりません。

どんな選挙でも無記名投票なのだから当然ですが、これには意味があります。

もし、投票してくれた人が具体的に分かってしまうと、その人たちへの利益誘導に走ってしまう可能性があり、県や街全体を見ることができなくなることを恐れてのことでしょう。

しかしながら、これほどの極端さには壮観さすら感じます。

百済と新羅はまだ滅んでいないということでしょうか。

私たち日本人は、ヤマトだクマソだエミシだというのは忘れちゃいましたが。

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コメント

  1. 実際はバックに大きな指示母体があって、支持者の為に動いているのが現状です
    そこで指示母体のない、みんなの党に期待しています

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