世の中案外変わっていません

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第12回国会 予算委員会 第14号 

昭和26年11月13日(火曜日)   午前10時8分開会


○国務大臣(吉田茂君) 人によりますというと、中国との貿易が開かれなければ日本は生存ができない、こういうような極端なことを言うのに対して私は申すものであります。日本は中国との貿易が開けなくても、すでに過去六年の間、終戦後六年の間生存して来たのであるから、中国との間の貿易が存立しなければ日本が亡びる、生存ができないというようなことは過大評価であるということを矯めるために、過大評価してはいけないと申すのであります。又戦前においても中国との間の貿易が非常に多いようでありますが、これは満州を加えての貿易であり、北支那を加えての貿易であつたのであります。北支那は、又満州には日本が巨大な投資があつたから、自然満州との間の貿易が大きく、それが中国貿易になつて現われたために、日本があたかも中国がなければ生存ができないように信ずる者もあつたということは、これは過大に評価しておるということが私の趣旨であります。


国会会議録検索システムにおいて、見つけました当時外務大臣の吉田茂氏の発言ですが、今の日本でも似たような議論がなされていることに驚きます。

特にビジネスマンなどに見られますが、「中国との関係は日本の生命線」だという主張があります。

主に経済面での話だと思われます。

ビジネスマン氏の会社が多大な投資をしているのかもしれませんが、それは自己責任というものですし、考慮する必要はありません。

そもそも経済よりも大切なこともいくらでもあります。


引用中ですと終戦後6年間ということですが、結果的には1945年から1972年まで、人やモノの交流はほとんど無かったわけですが、わが国は何か困っていたのでしょうか。

私が生まれる前の話ですが、とてもそうは見えません。

むしろ、経済は絶好調、国際貿易においては一人勝ちだったのではないでしょうか。


何か人種的なものを基調に考えて、アジアの連帯的な主張で友好を説く主張もありますが、それは単なるレイシズムであり、価値あるものだと思いません。


レイシズムよりも、「自由」や「平等」、「平和主義」といった美しいものを語り合える国との友好を優先すべきであり、それが長期的にはわが国へ信頼と経済的利益をも生むのだと信じます。


向こうが話しもしないなら、結構だと思います。

気にせず日々の生活を頑張り、楽しみましょう。


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