トータルに見ること

本日は市議会全体で常総環境センターのごみ処理施設に関する研修に参加してまいりました。

常総広域においては、今年の4月より分別方法も変わり、資源ごみの回収やリサイクルに対する姿勢が強化されています。

実際の処理現場では、プラスチックやペットボトルなど異物や汚れたものなどの除去を、人が手作業にて行っているのが印象的でした。


分別が不十分だったり、汚れがあったりしたりすると、リサイクルに使えなってしまうそうです。

最終的には、資源ごみのうち半分くらいが使えなくなり、ただ捨てられてしまっているとの事であり、家庭内での分別作業に関する意識付けが非常に重要であると思われます。

世の中色々な人の苦労や努力で成り立っていると実感する時間でした。


リサイクルに関しては、かつて中部大学の武田邦彦氏の著書を読んだことがあります。

「リサイクルした方が環境負荷が○○倍」という主張が良く書かれていたように記憶しています。


武田氏の言う環境負荷という言葉はあいまいで、なぜエネルギー消費量など具体的な言葉で言わないのかと疑問に思いました。

よくよく見てみると、エネルギー消費量などの話はもちろん含んでいるようですが、その他にも携わる人間の労力や費やされる時間なども含んで考えるべきと主張しているようで、リサイクルや分別のために割かれるモノやヒトの負担に見合った、環境面での恩恵が発生していないという意味での批判のようでした。


仮の話ですが、分別や処理工程などを複雑にし過ぎて、その分たとえば、収集車などがより走り回り、トータルでみて化石燃料の消費量が増えてしまったら、本末転倒です。もしかしたらそういうこともありうるかもしれません。

また、携わる人の労力や時間が多大でその割に節約できる資源やエネルギーがわずかなものだったら、それは結局我々の幸福には結びつかないかもしれません。


武田氏に関しては、科学的な見地から批判も多いようです。

個人的にも、断片だけをセンセーショナルに抜き出して、マスコミ受けを狙うという姿勢が強いように感じ、あまり信用していません。

しかし、資源の採掘から商品化して最終的に破棄されるまで、またそれに加えて携わる人間の労力や心、費やされる時間まで見て、トータルにマクロに見るべきだという点、この姿勢だけは大いに参考にすべきだと思うのです。

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この記事の著者

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

誕生日:1977年9月20日
居住地:茨城県守谷市
学歴:つくば市立 茎崎第3小学校→守谷市立けやき台中学校→江戸川学園取手高等学校→立教大学文学部
趣味:読書、洋画鑑賞、犬の散歩、美味しいラーメン店の探索

2012年3月より、守谷市議会議員として市政に携わる

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