民主主義や地方自治の前提

ここ100年の日本の驚異的成長、その根拠は“社会的動員力”にあり―中国人著述家

明治維新以降の日本の急成長等の原因について、

「日本人には他の民族にはない動員力があることだ」

「一元化された全国民の意思があればこそだ」など分析されています。


第1印象として発想がすごく統制的、社会主義的だと感じました。

中国らしい見方だとは思いますが、賛成できません。


動員力、一元化というフレーズからは、例えば誰か国のえらい人が演説をし、目標を決め、国民に対して命令をし、皆が従って単一の目標に向かって努力する、そういった上下関係を前提としたピラミッド型のきっちりとした社会が連想されます。


しかし、明治の頃から(一時期を除いて、)わが国はけしてそのような社会ではありませんでした。

多くの先人が英雄的に働き、国を興してくれましたが、それはけして国の命令通りにしたわけでもなく、強制された結果でもありません。

自らの美学や創意工夫と共に、自らの意志で行ったものです。

トヨタやホンダの偉業は技術者や経営者が作り上げたものであり、国の指導がうまかった結果ではありません。


日本のようにできないのは動員が足りないからだ!もっと国民を纏め上げなくては!などと考えたとしたら大誤算を招くと思います。

このような見方が出てくるのは、(中国の)国民一般の自由意志や行動に対する信頼や共感が欠落しているのではないかと疑います。


同胞への信頼が無くては民主主義も地方自治も成り立ちません。

動員や一元化を叫ぶのではなく、身近な人との信頼や協調を目指すことが「強国」への近道だと思います。

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この記事の著者

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

誕生日:1977年9月20日
居住地:茨城県守谷市
学歴:つくば市立 茎崎第3小学校→守谷市立けやき台中学校→江戸川学園取手高等学校→立教大学文学部
趣味:読書、洋画鑑賞、犬の散歩、美味しいラーメン店の探索

2012年3月より、守谷市議会議員として市政に携わる

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