人を責めない活動

官民問わず、多くの人が自らの信念に従い活動しています。
しかし、どんな政策も全員を満足させることはできません。
価値観、優先順位は人それぞれです。
例えば子育て支援を第1に考える人もいますし、経済の活性化を第1に考える人もいます。
これはどちらかが間違っているというわけではありません。
また政策実行のための財源は限られますので、何かを実現する際には、別の政策をやめる、ないしは後回しにならざるをえません。

ままならない、矛盾の中で少しずつでも新しい政策を実行して、前に進まなくてはなりません。
その過程で、異なる優先順位とのある種の財源取り合いのような「戦い」も迫られます。
しかし、そのような場合でも人を責めることに囚われてはならないとよく考えます。

目的は、例えば子育て支援の実現であって、自らの意見に従わない人、優先順位に共感しない人を責めることではありません。
人の価値観には全く意を払わず、ただ自分の信念だけを押し通す、「人を責める活動」には誰も共感してくれないでしょうし、人の協力がなければ実現することはできません。

政治家も、支援者たる特定の利益集団、団体だけの方向を見て、その都合をごり押しする一部の代弁者たる時代はとうに終わっていると思います。
異なる背景も含めて全体を見て、調和を図るのが政治の在り方です。
また、国民主権である以上、全体を見る余裕やおおらかさは職業問わず、官民問わず持っていなければならないのではとも感じます。

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