地方政治に党派は必要なのか

地方政治の現場では「地方政治に党派は必要なのか」という議論がなされることがあります。
何と言いますか気持ちはわかるのですが、私としては「党派」であるが故に、ただちに地方政治とは相性が悪いとはならないと考えています。
しかし、既存の政党の組織のあり方の中には、地方政治と折り合わない面があるのかもしれません。

基礎自治体の今後のあり方として、地域主権、権限・財源の国からの移譲は必要不可欠です。
しかしかつては国や県から言われたことをやる。法定受託事務的な業務が多くありました。
既存政党の中には、その時代のなごりが残っている面もあるのかもしれません。
つまり、政党の内部組織自体が地域主権になっていないわけです。
これでは、時代に合わず、地方政治の現場には必要ないと見られてしまうのも無理はありません。

国会議員>県議会議員>市議会議員の順に序列があり、指揮命令関係があるのが当たり前だったり、また、国政に進出したいからまずは県議会に行くという道理に合わない選択が当たり前に行われたりします。
その政党が中央集権・社会主義を掲げているのならまだしも、普段は地域主権などの政策を掲げながらにそのような組織のあり方であったとしたら大いなる自己矛盾です。

国政進出以前の大阪維新の会などの地域政党のようなあり方も1つかもしれません。
また、既存の政党の国会議員中心のあり方からの脱皮も必要と思います。
野党再編も囁かれているようですが、少しでも地域主権の進展があるような形になることを願います。

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