多選のメリット・デメリット

さあ知事選 啓発の切り札は? 2013年8月24日  読売新聞)

知事選(9月8日投開票)の期日前投票が23日から始まった。
県選管は、大洗町が舞台のアニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の人気にあやかり、キャラクターのイラスト入り選挙啓発用ポケットティッシュを投票所で配るほか、出演した声優の選挙啓発メッセージを広報車で流して投票率アップを狙う。
知事選投票率は前回(2009年)が67・97%、前々回(05年)は64・73%だったが、共に衆院選と同日で、知事選単独だった01年は過去最低の29・93%と伸び悩んだ。(以下省略)


ガールズ&パンツァーで投票率が決定的に上がるとは信じがたいですが、あまりに低投票率では、選挙の正当性という面でも疑問視されかねません。
少しでも投票率の向上が望まれますが、一般に現職知事の当選回数が増えると共に、投票率が下がる傾向にあるようです。
今回勝てば橋本知事は6選目という点から考えると、投票率はぐっと低くなるのかもしれません。

今回の争点の1つとして「多選」が挙げられていますが、メリット、デメリットとしては以下のような所でしょうか。

●多選のメリット
・長期的ビジョンに立った自治体経営を行うことができる。
・長く続けることで専門性を高め、国や関係機関などへの影響力、行政職員へのリーダーシッ プを強めることができる。
●多選のデメリット
・人事の停滞や硬直化による行政職員の士気の低下、非効率化など。
・専制化・独裁化による癒着・腐敗の可能性。

どのような選択にもメリット、デメリット両方があるのが当然です。
そのような意味で判断が難しい所もありますが、現状ある選択肢の中からきちんと優先順位を見極めて、選択をしなければなりません。
個人的に選挙における「棄権」や「白票」に、何か積極的な意味合いを見出す気にはなれません。
少しでも多くの人に投票所に足を運んで頂き、そしてきちんと「選択」をしてほしいと願います。

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