茨城県の飼い猫多頭飼育届け出制について

http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/seiei/EnvandAni/newtop/public2.html

先日の守谷市動物愛護協議会にて県の職員の方においで頂きまして、茨城県が導入予定の飼い猫多頭飼育の届出制についてご説明を頂きました。
犬については、狂犬病予防法の関係から多頭飼育の届出制は既にありますが、新たに猫も含めて10頭以上飼育する場合には、届出を必要とするものです。
猫は非常に繁殖力が高いので、無自覚な飼い主による多頭飼育崩壊を防ぐ趣旨かと思われますが、殺処分ワースト1の茨城県としては重要な一歩になると評価致します。

しかし、県に来たパブリックコメントの中には50件ほどの反対意見もあり、協議会の議論の中でもかなり慎重さを求める声がありました。
一般に野良猫保護のボランティアをしている方は非常に多くの猫を自宅などに抱えており、今回の制度ができることで、周りの方々から届出が必要な悪いことをしているように思われることが懸念されておりました。

県の説明の中にも、ボランティアを縛ることは本制度の趣旨とも離れ、従って届出の対象としない旨の説明がありましたが、やはり反対の方の中には不安が残るようでした。
新しい条例ですので、今後人の心理も含めてどのような影響を与えるかは予測できない部分はあるように思います。
しかし、懸念事項が一部あるから条例全体を否定することには反対です。
課題を留意の上、本来の趣旨と離れないようにきちんと運用していくことが重要だと考えます。

守谷市としても、啓発や周知への協力や、マンパワーの提供など、対応した動きができればと思います。
その旨検討や提案などを行っていきます。

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