「ボランティア」か「プロフェッショナル」か

市議会議員とは、ボランティアの延長か、職業としてのプロフェッショナルか、あり方の正解はそれぞれの自治体によって決められるべきものですが、私は明確に後者を支持いたしますし、そのように行動しているつもりです。
市議会の機能というと、「行政へのチェック機関」または「市民の意見の聴取」との位置づけもあります。
もちろんのこと、それらは全く必要なことですが、それだけではあまりに受け身的な面が強すぎるようにも思います。
市民の意見を聞くというと聞こえはいいですが、それがある種同質の視点しか提示できない、つまりは市民意見のメッセンジャー以上のものになれないという消極的な意味あいを持つのなら、そんな人たち(市議会議員)に歳費を払う価値はないという市民の意見があることを私は知っていますし、指摘はまったくその通りだと思います。
最終的には、ある種のプロ目線に基づいた行政への政策提言を目指す必要があります。また、合議体としての議論を前提にして洗練された意見提言をできるというのは、議会にしかできない機能です。
市民との意見交換会を行うにしても、そのプロセスの一環として明確に位置づけられる必要があるように感じます。
政策提言の先鋭化を目指すのなら、議会全体による意見交換会等を行うよりも、委員会単位で、しかもテーマや問題意識を議会側から投げかけての意見交換会という形にした方がより有用なものとできる気がいたします。
守谷市議会においても意見交換会等行ってまいりましたが、議会全体単位で、かつノーテーマという形でした。
振り返ってみると、単発的な質問や要望が多く、一回答えたらそこで一段落というものが多かったように感じています。
駅前1.2ヘクタールの市有地利用方針など、市民全体に影響を及ぼすホットなテーマもありますので、テーマを先鋭化した意見交換会、それも複数個所で複数回というのも試みる価値があると考えます。

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