政敵攻撃は目的ではない

minnsyu
徴兵制復活の恐怖を煽るようなパンフを、最大野党である民主党が作成するも、すぐに取り下げる方向になったようです。
私の知識、常識の範囲ですが、戦争のハイテク化や兵士の高度な専門職化などの点から、現代社会において徴兵制はあまり合理性がないように思います。別に世論の反発が激しいから仕方なく志願制にしているわけではありません。
ドイツなど海外派兵を積極的に行っている国でも、徴兵制をどんどん廃止していっているのが現実で、海外派兵が増えるから徴兵制になるだろうというのはリアリティがありません。
民主党が、そのような軍事的合理性を知らなかったとしたら、最大野党としてあまりに頼りないと感じますし、単に日本人の戦争アレルギーを刺激して、印象操作をしようとしているのだとしたら、あまりに不毛です。
与党を攻撃するのは手段であって、目的ではありません。国民の方を向いて、建設的な意見交換と昇華をおこなってほしいと願います。
 
私の知っている範囲でも、政治の世界はけっこう閉鎖的な部分がありますので、内々の人間関係が濃く、それに付随する対立関係や貸し借りなどが、条例案などへの判断材料にされることもあるように感じます。
つまり視点が内向きになってしまって、業界の人間関係のやり取りに夢中になってしまう。
いうまでもなく本末転倒です。いったいどちらを向いて議論しているのかと言われてしまいかねません。あくまで、法律や条令の議論においては、国民や市民に与える影響、必要性などを第一に考えて判断を行うのがまっとうな道と信じます。
こう見ると、国政だからといって、特別に高尚な議論をしているわけではないようです。ちょっと親近感も覚えますが、同時に非常に危機感を覚えます。また、健全な野党の存在が課題だなあとつくづく感じます。

 

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