70回目の終戦の日

 
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靖国神社へ行ってまいりました。
議員(公務員)となってからは毎年訪問しています。
日中所要がありまして、夕方の訪問となりましたが、かなり空いており並ぶのが短時間で済みました。
 
侵略戦争は国際法上禁止されています。
そしてこれは、最近でも戦後になってようやく始まったことでもなく、第1次世界大戦後からずっとそうです。我が国としても、1928年のパリ不戦条約に署名をしています。
つまり「真珠湾」は国際法上はもちろんのこと、自らが過去に行った約束を反故にしたという意味でも「アウト」です。
「真珠湾」は、アメリカが当時わが国に対して行った石油禁輸に関するカウンターであり、正当防衛だという意見もありますが、正直申し上げて「北朝鮮理屈」だと感じます。
アメリカの経済制裁は、わが国のインドシナ進駐(ドイツの戦勝に乗じた侵略行為)に対するカウンターであり、もしこの点を棚上げできるのだったら、現在の北朝鮮が我が国に対して攻撃をしかけても、何ら問題がない、経済制裁を行ったわが国の方が悪いということになってしまいます。
 
こういった点に対する反省、今後けして侵略戦争を行わないという思いは多くの日本人持っているのではないでしょうか。
多くの日本人が「北方領土」はわが国の領土たるべきと思っているでしょうが、誰もロシアに攻めこめ!とは言いません。
そして、残念ながら国境紛争に際して「攻めこめ!」といった侵略行為を厭わない主張をする国が現在でも存在するのも現実です。
戦争反対の声のもとに、「攻めこめ!」といった類の主張を放置し、実際の武力行使を見過ごすことは、侵略戦争を蔓延させることに繋がり、やったもの勝ちの世界を作りかねません。
つまり一口に戦争反対といっても、侵略戦争に対するものと、自衛戦争に対するものでは、意味あいがまるで違う。自衛戦争までをもを行えなくすることはけして平和への道ではありません。
しっかりとした自衛の体制を整備し、また、第3国における侵略行為に関しても毅然と非難を行えることが平和国家たるわが国のあるべき姿に思います。
 
仮に侵略を受けても無限に譲歩し、あるいは降伏すれば一時は、戦闘を避けられるかもしれません。しかし、下手をすればその後侵略者によって、「戦争すること」を強要されます。
大変だから、相手が強いから、多数だからといって最初から無条件に手を挙げるような人や国には、戦争するしないを自ら判断することを含めた、あらゆる自由は手に入りません。

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