守谷市〇〇計画の意義

本日は、守谷市環境審議会が開催され、委員の一人として参加してまいりました。
第1次の守谷市環境基本計画の計画期間が平成 12 年度から平成 27 年度ですので、次の第2次環境基本計画の骨子に関する議論が行われました。第2次計画は平成28年度から平成37年度までの10年間が計画期間となる予定です。
根本的な部分について意見具申をさせて頂きまして、
●計画の中枢となる「基本方針」や「15の目標」の内容が第1次計画とほとんど同じ内容になっている点。第1次計画が策定された平成12年とは置かれた状況が違い、同じ基本方針等が掲げられている時点でかなり疑問。

(第2次~の基本方針等)         (第1次~の基本方針等)

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●「守谷市低炭素まちづくり計画」等の下位計画等と内容がリンクしていない。基本計画の存在意義や効果が希薄になってしまうのでは。
●具体的な数値目標等が不明瞭。これでは計画期間終了後の総括がやりにくいのではないか。
 
似た趣旨の疑問が多くの委員からも出され、中には副市長からも出され、今後の流れとして、根本的な部分からある種ゼロベースで見直す運びとなりました。
新計画策定までのスケジュールが遅れることで、計画期間に空白が出てしまうかもしれませんが、内容に疑問があるものを作って、結局「作っただけ」に終わってしまうよりはずっと良いはずです。そのような意味で、非常に良い会議だったと感じます。
〇〇計画の類は他にも数多くありますが、ルーチンワーク的に計画を作ること自体が目的になってしまっている面もあるのではないかと良く感じます。
作るならば、目標を具体的にし成果の総括がしやすいものにしなければいけませんし、それが難しいなら、いっそのこと計画を作ること自体を放棄しても良いような気もします。
佐賀県武雄市の樋渡啓祐元市長が、「市に総合計画なんて必要ない。計画をつくるのに労力使うくらいなら、目先の問題に取り組むべき」と言っていたのが思い出されます。検討すべき意見かもしれません。

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