予算が厳しい・・・

アピタ守谷店の近く、立沢公園の噴水を改修する案があり、補正予算案が上がってきております。補正予算が可決されれば、来年のゴールデンウイークくらいまでに工事を完了したいとの事でした。
現在水が溜まっている状態ですが、下の写真のように人が立ち入って遊べるようにし、また近づくと8か所から水が噴き出るようにするもので、特に子育て世帯に役立つ、新たな水に親しむ憩いの場として期待してほしいとの説明がありました。
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水が溜まらなくなりますので、清掃作業等の手間が省け、年間の維持管理コストは現在よりも100万円以上の削減が見込めるとの事ですが、問題は工事費用が2960万円ほど掛かることで、疑問の声も上がっております。
 
というのも、現在来年度予算案を作成中で、概算ですが経常収支比率が96%くらいになっているらしく、執行部としても如何に予算を削るか苦心している現状があります。

※経常収支比率・・・一般財源のうち、人件費、公債費などの義務的経費がどれくらいの割合を占めるかを示すもの。低いほど財政に弾力性があり、政策的・投資的に使えるお金が多いとみなせる。

概算段階ですので、今後削減を行い、3月の予算審査の段階では96%ということはないのでしょうが、いずれにせよ財政的な余裕のなさが徐々に出始めていると思われます。
 
このような状況ですので、投資的なお金の使い方に慎重になる考えも理解できますが、全く投資等を行わず、すべての財源を現状維持に費やす、としては自治体間競争を勝ち抜くことができません。
やはり積極的な投資と財政均衡を両立させるためには、既存事業の中から縮小させるもの、やめるものを選んでいかなくてはなりません。
ですが、どんな事業でも利用している方、恩恵を受けている方は必ずいますので、やめるとなると激烈な抵抗が起こることもあります。
議会としても批判を覚悟しながら決断を行う姿勢がますます重要になってくると考えます。
 

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