個人情報保護に関する力点がずれているのではないか?

 
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本日一般質問に登壇しました。今回の定例会では、議長以外の全員が一般質問を行うという、私にとっても初めての事態でしたので、全議員がそうだったのですが、いつもより時間配分が厳しくなってしまいました。
少し慌ただしくなってしまいまして、傍聴に来て頂いた方には申し訳ありませんでした。
今日行った内容・論点をいくつか記します。
 

⑴動物愛護関連政策の進展について

・殺処分ゼロに向けて、市民ボランティアの貢献が大きなものがあるが、同時に金銭的な負担が大きくなってきている。行政として、少しでも金銭的な負担を行い助けるべきではないか。
・まずは、保護動物の駆虫、ノミダニ駆除等に限定すれば予算的には少額で済む。市民の公衆衛生確保という観点からも、正当化することができないか。
・兵庫県尼崎市が「動物愛護基金」を設立し、成功している事例がある。同様のことを守谷市においても行うべきではないか。 など
 

⑵個人情報の防護策について

・第3者への住民票等の個人情報の開示に関して、書類形式等の条件が整っていれば、「開示しなくてはならない」という法的根拠はない。あくまでも「市が妥当と判断すれば開示できる」とされており、つまり第3者への情報開示により生じた結果への責任は第1に市にある。
・実際に本人が望まない第3者へ住民票が開示され、その後本人が「(不当に住民票の請求を行った)第3者は誰なのか、請求理由は何だったのか」と市に対して情報公開請求を市に行ったものの、「個人情報保護の観点から」その第3者が誰かは示せない、つまりは情報公開請求が却下された事例がある。個人情報保護に関する力点がずれているのではないか。
・繰り返すが、第3者への情報開示の是非を判断する裁量は各自治体にあり、責任は市にある。現状の内部基準で個人情報を扱っていては、市民の信頼を得ることはできない。今回の事例をある意味教訓とし、強力な個人情報保護体制を構築して頂きたい。
 
質問した内容については、今回質問しただけで終わりにすることなく、具体的な政策実現、体制の改革に繋げるべく、今後とも尽力してまいります。
 

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