二元代表制への意味づけ

 
owari
本日で第4回定例会が閉会となりました。任期中最後の定例会になります。
今までを振り返って感じるのが、私が最初に議会に入ったころと比べて、各段に議会改革が進み、ほとんど別の議会になっております。新しい仕事も各段に増え、各議員の仕事量も倍以上にはなっているように感じます。
とはいえ、議会改革はあくまでも手段であり、目的ではありません。
議会改革を通じて、市民生活や満足度の向上など、具体的な成果へ繋げていくことが重要で、そのような意味では、まだまだやるべき改革は多いのかなと思います。
 
地方自治体は国と違って二元代表制、つまりは長と議会の双方が選挙で選ばれます。
ここに各自治体の事情も考慮の上、民主主義の一翼としての意味づけをしていかなくてはなりませんが、残念ながら「二元」あるから、片方(つまりは議会側)は半人前でも何とかなるだろうといった類の後ろ向きな姿勢も、この世界にはあるように感じています。
議会側は合議体というその特性から、多用な意見を昇華させ発展させるという点において、首長よりも上回ることができます。民意を背負った頭は一つ(首長)よりも、20(守谷市議会の場合)あった方が良い。
これは一つの考え方に過ぎませんが、いずれにせよ、民主主義の一翼として意味づけをすることを忘れ、行政からの提案を待って、意見だけ言えばいいだろうという受け身な姿勢に終始しては、議会不要論を否定することがいずれできなくなるでしょう。
 
何をやるかは国が決め、国がお金をばらまく時代はとうに終わっております。
地方が主役の地域創生が叫ばれる昨今だからこそ、地域における議会機能の強化、地域からの民主主義の強化は死活的に重要になっていると信じます。
私としても、議会改革推進会議の副会長を務めさせて頂くなど、多くの場面で仕事をさせて頂くことができました。多少は市議会のバージョンアップに貢献できたかもしれません。
とはいえ、街全体、市民全体のバージョンアップのスピードに比べて、議会のバージョンアップはまだまだ遅れているのが現状だと思います。今後もまだまだ手を休めず、訴えをしてまいります。

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