地方議員のつぶやきその⑲ 「内向きの争い」

地方議員のつぶやきその⑲ 「内向きの争い」
政党間や地方議会内での不和や争い等が最近よくクローズアップされます。
最近の新聞報道等でも、議会内部でのトラブルにより、議案審査が停滞したなど、そんな話ばかりです。
しかしながら、どちらに向けてエネルギーを使うかはとても重要な話で、市民の方を向かずに一番大事なことは何のかを忘れて行動しては、低次元な権力争い、主導権争いと見られ、将来的に有権者から見放されるように思います。
権力闘争は言い換えれば、将来への方向性、路線対立でもあり、政治の世界ではある意味つきものでありますので、なくなることはありません。
大いに議論が尽くしていくべきですし、意見の相違による論争までをも恐れてはいけません。
しかしながら、日常活動やSNSやブログ等の発信で政敵の悪口に夢中になっているような様子を時々拝見すると、それはけして政治活動では無いだろうとも思ってしまいます。
同じ議会や政党などの仲間は、仮にものすごい喧々諤々の議論の後であっても、最終的には大目的を見失わずに、同じ方向を向いて協力できなければならないと思います。
逆説的ですが、政治理念や信念がはっきりある真面目な政治家や集団ほど、その真面目さ故に内向きの闘争に囚われることがあるような気がします。
逆に、自立思考はせず、組織の流れに乗ることだけを考えているタイプが多い集団はうまくいく例が多いような気もします。

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