地方議員のつぶやきその⑩「地方議会の与党と野党」

2年ほど働いてきましたが、私の見る限り、守谷市議会は与党議員、野党議員のような明確な線はあまり感じません。
私の場合は、「この問題に関しては誰も物申さない方がいい」という雰囲気の中、一人だけ空気をあえて読まずに討論など行ったりして、アウェー感を味わったりしてますので、どちらかと言えば野党的な立ち位置なのかなとは思います。
しかし、野党的な人間が提案したものだから、自動的に反対だとなるほど、私の同僚は狭量ではありませんし、逆もまたしかりです。要は誰が言ったかではなく、何を言ったかです。
ところが、他の議会ですと、市長を守るのが仕事だと日頃から公言する人がいるなど、議員の与野党の線引がが明確な例もあるようです。
自分が与党か野党かだけを決めてしまえば、提案の中身、是非は自分の頭で考えずとも、自動的に賛否が決められるわけですから、楽といえば楽ですが、議会の存在意義が疑われかねません。
また、悪く見れば首長サイドから、Aさんの言うことは聞いて、Bさんの言うことは聞かないと意図的に扱いを変え、Aさんに与党宣言をさせ、Bさんに反発心を与えて野党宣言させてしまえば、簡単に議会を与野党に分断し、力を弱めることができるかもしれません。
何となく、議会よりも首長の方が力が強いイメージがありますが、本当にそうなら大阪の橋本市長はあれほど苦労しません。
市民目線と是々非々の態度を共有し、結束する限り、議会の方がずっと強いのだと思います。

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