議会自らの機能縮小?

お隣の取手市議会におきまして、予算審査特別委員会の人数についてひと悶着あったようです。
3月議会の予算審査に関して、事前には予算審査特別委員会の人数が12となっていたのにも関わらず、本会議において動議が提出され12名→8名へと減らされたそうです。


会議におけるベストな参加人数というのは難しいですが、要するに会議の進行速度と、議論の深まり方のどちらを選択するかになると思います。
つまりは、人数が少ないほど早く進むが雑な会議になり、人数が多いほど意見が多いが鈍重な会議になる。
そして、行政のチェック機関、突っ込み役であるという議会の本筋を考えれば、後者の意見が多いが鈍重な会議を選択すべきではないかと思います。
ちなみに、守谷市議会の場合には、特別委員会といっても、予算審査の重要性を鑑みて議長を除く全員参加で行います。
 
今回の事例は、議会側から、しかも1回は決まっていたものを動議を出してひっくり返してまで人数を減らした事例です。
当然になぜ人数を減らさなくてならないのか、人数を減らすことについてどんな積極的な意味づけをするのか、詳細な説明責任が必要なはずですが、あまり中見のある説明はなかったようです。
議会側から自ら機能を縮小させた、ある種の自殺行為であると感じます。
少なくとも取手の執行部は大喜びでしょう。そして、取手市民の大半にとってはがっかりな話になると思います。

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