一律の正解はないと思います

よく議員の数が多い、少ないは話題になりますが、世界の国会議員数についての興味深いサイトを見つけました。↓

日本の国会議員数、世界で何番目? 世界の国会議員数を比べてみた

2016.09.04 13:00 THE PAGE
国会議員の絶対数で比較すると、中国の3000人が第1位。
まあ選挙やってない国と比較されても困る気もしますが・・・。
次いで英国1450人、3位イタリア952人、4位フランス925人、5位インド790人と続き、日本は6位717人。以外と少ない気もします。
スクリーンショット (39)
人口100万人あたりだと、日本は5.66人で135位。
相対的に比較すると、わが国は既に結構な「小さな政府」なのだと言えるでしょう。
もっとも米国には及びませんが。
スクリーンショット (40)
欧米諸国などでは移民が多かったり、宗教が多用な国が多くあります。
すると、各階層の代表者をまんべんなく出さなければという意味あいから、ある程度議員の数も多くならざるを得ない面がある気がします。
わが国の場合は、そのような宗教・民族的な意味での多元性が低く、議員数も少なく済んでいるのではないでしょうか。
また、面積や地形などでも民意の汲み取り方は変わってくるでしょうし、単純に数だけ比較しても意味はありません。
また、よその国が多いから、ないしは少ないからといって、わが国が同調する理由にもなりません。
個々の事情を考慮して、さらに市民との対話などを通じた直接民主主義的な手法との兼ね合いをどう考えるかなど、どのような民主主義を作っていくのか、工夫と信念が求められるのだと思います。
 
ちなみに、ある統一地方選挙の際に某政党のマニフェストにて、議員数や自治体職員を全国自治体「一律」に何割削減しますと書いてありまして、同時に地域主権を推進しますと書いてあるのを見たことがあります。
地域の事情を無視しつつ、中央集権的に全国一律で進める地域主権とはこれ如何にと、ものすごく疑問に感じた記憶があります。
 
 
 

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