図書館運営は民間企業になじまないのか

現在、守谷市の中央図書館と公民館図書館に関しては、株式会社図書館流通センター(TRC)による運営となっております。

今後は学校図書館に関しても、TRCによる運営とする予定だったのですが、検討の結果予想以上に費用が大幅に増加するとの見込みとなったため、当面は現行の市が直接司書を雇用する体制を継続したいと、行政より説明がありました。
加えて、資料等はなく口頭での報告だったのですが、図書館の副館長が退職することになったとの説明もありました。
図書館に関しては、指定管理者制度導入後混乱が続いております。↓

守谷中央図書館 館長や職員の退職相次ぐ 2016年7月2日(土)茨城新聞

新たな退職者発生との事で、今だ混乱が収まっていないのかと不安を覚えます。
 
良い運営をしてくれれば、市の直営だろうが、民間企業だろうが私にとっては何の利害関係もありません。
ただひたすら市民サービスの向上を願うだけでなのですが、個人的には指定管理者制度導入後、満足を感じていました。
その、理由は単純でして開館日や開館時間が増えたからです。
私は結構な図書館のヘビーユーザーでして、月によっては数十冊単位の本を借りることもあります。
とはいえ、ほとんど書庫としてしか図書館を利用していないわけでして、元々蔵書の数には定評がありましたし、後は頻繁に図書整理等で休むことが無くなると、個人的に満足度はぐっと上がるわけです。
しかし、本を借りるだけでなく、図書館を拠点に活動を行うなど、さまざまな利用の形があります。
そのような方々にとって、指定管理者導入後の満足度はどうなのか、退職者続出による混乱がサービスにどんな影響を及ぼしているのか、大変気になります。
 
現行体制に何かしらの問題があるのは間違いないでしょう。
しかし、正直問題のコアがどこにあるのか、イマイチ分からないのです。
図書館はそもそも「民間企業」全般と相性が悪いのか。
それとも、TRCという一企業の手法が悪いのか。
はたまた、図書館スタッフの人間関係の相性の問題なのか。
調査しなければならないと思うのですが、周辺関係者に聞き取り等をしようと思っても、さまざまな立場や利害関係が交錯していて、また問題のコアが不明瞭なこともあって、まずどこから動くべきなのか、正直迷いがあります。
公平な鳥瞰的な立場から、どなたかアドバイス頂けないでしょうか。

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