答えれば答えるほど、反論されるリスクが高まりますが・・・

今日で今定例会における一般質問は終了しました。

松丸新市長のデビュー戦でもあったわけですが、答弁を聞きながら最も好感を覚えたのは、完全な回答ができない質問であっても、答えられる部分を何とか掘り起こして、答えようとする誠実な姿勢が見られた点です。
これの反対の姿勢が、「わずかでも答えなくて済む理由があれば答えない」ですが、これまでの行政サイドの答弁の中には、このような後ろ向きな防御姿勢を感じ、疑問を覚えることもありました。
 
新市長体制になって1か月ほどしかたっていませんので、さまざまな政策の進め方に関して、詳細についてはこれから議論して決めていきます~という事柄が多くなるのはやむを得ません。
従って、キツイ質問をされた際には、これから議論していきます、決まっていないのでお答えできません、などの表現で逃げることも可能です。
しかし、松丸新市長の場合、これから行政内で議論していきますが、今の私のイメージとしてはこのような方向で進めていきたい、といった形で可能な範囲で答えようとする姿勢が見受けられました。
当然に答えれば答えるほど、反論されるリスクが高まりますが、そこを踏まえて一生懸命説明しようとする姿勢は高く評価されるべきと感じました。
 
一方で、釘をささないといけない場面もありました。
一生懸命さの裏返しだと思うのですが、ある議員の質問に際して
【議員】
〇〇について市長はどう考えますか?
【市長】
では、議会はどう考えているのですか?
といった趣旨のやり取りがありました。
これは、議会基本条例で想定された「反問」の範囲を逸脱している、つまりルール違反の可能性があります。
加えて、この手の答弁で済むのなら、あらゆる一般質問において、「では、議会はどう考えているのですか?」で乗り切れることになってしまい、一般質問や会議そのものが無意味になりかねません。
この点に関して、市長には直接意見具申し、釘をささせて頂きました。
明日は、森林公園のコミュニティ施設の案件に関して、特別委員会が開かれます。是々非々の姿勢で頑張ってまいります。
 

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