「何を」言っているかではなく、「何で」言っているのか

職業柄議論をする機会が非常に多いのですが、議論がかみ合わない、相手の言っていることが良く理解できない場合もあり、歯がゆさを覚えることもあります。

結構真面目なタチなのか、そんな時でも相手のロジックを理解しようと、つまりは相手が「何を」言っているのかを一生懸命考えようと頭をフル回転させるのですが、そんな努力が全く通用しない場合もあるかもしれないと最近よく思います。

 

特定の人には、自分自信でもよく分かっていない理屈を、言葉の上では適当に並べて繋げ、それなりの意見らしくみせるなど、ある種悪辣な方向にスキルが発達している例が見受けられます。

何せ自分自身でも、自分の発言内容を真剣に理解していないわけですから、直前の自分の発言と矛盾があろうが、人から矛盾点を指摘されようが、全くこたえません。

また当然に、その手の人の内心では、相手の発言の内容なんて最初から聞く気がありません。

従って、その手の人が反論しても、見かけ上意見っぽくなっているだけで、実は全く中見のある反論になっておらず、反論されたほうとしてもそのキャッチボールの成り立たたなさに途方にくれることになります。ある意味で最強の手法です。

 

そんな場合に、キャッチボールが成り立たないのは、自分の理解力不足のせいだとしてさらに一生懸命考えようとするだけが道ではない。

つまり相手が「何を」言っているのかではなく、「何で」言っているのか、動機の観点から理解しようとすると、スッと腑に落ちることがあります。

例えば、議論をしたいのではなく、実は相手が自分に従わないのが気に入らないだけで反論っぽいことをしているのかもしれない。他にもさまざまな動機があり得ると思います。

議論といっても人間の業ですから、情報とロジックだけではなく、そんな生臭いことも関係してくるのは当然です。そのように少し視野を広く持つとイライラせず冷静になれたりします。

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この記事の著者

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

誕生日:1977年9月20日
居住地:茨城県守谷市
学歴:つくば市立 茎崎第3小学校→守谷市立けやき台中学校→江戸川学園取手高等学校→立教大学文学部
趣味:読書、洋画鑑賞、犬の散歩、美味しいラーメン店の探索

2012年3月より、守谷市議会議員として市政に携わる

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