「見えバス」の継続が危ぶまれています

本日は全員協議会における情報共有や、今年度の事業仕分けに関する総括作業などが行われました。
昨年シンポジウムも開催され、華やかにスタートしたバスロケーションシステム「見えバス」ですが、今年3月までの実証実験期間終了後、その継続が危ぶまれています。

「見えバス」がスタート。バスが利用しやすくなります


最大の問題は、関東鉄道の路線バスが見えバス上アプリ上で表示されたり、されなかったりする点です。
日によって違うようですが、だいたい7割くらいのバスが表示される状態のようです。
ちなみに、モコバスはすべて表示されています。
https://miebus.com/

原因として、システム導入後に関東鉄道の営業所移転統合があった関係から、見えバスに必要な車載器が搭載されているバスと、搭載されていないバスとが混在して守谷市内を走るようになってしまったこと。
また、経営上の合理性から、車載器搭載済のバスのみを常に守谷市内に走らせるわけにはいかないという理由が挙げられるようです。
解決するためには、営業所所属のすべてのバスに追加で車載器を搭載する必要がありますが、数十台分にもなるため莫大な費用が予測されます。
 
見えバスは関東鉄道の事業ではなく、あくまで守谷市の事業に協力しているという立場のため、関東鉄道としては新たに出費する考えはないようです。
守谷市としても、当初の導入費用は3500万円ほどでしたが、全額を国の地方創生加速化交付金で賄ってのスタートした経緯があり、一般財源による莫大な追加負担は難しいというのが今のところの考えのようです。
 
路線バスサービスとはこうあるべきとも言える、非常に良いシステムですので、とても残念に感じますが、行政の財政への懸念も理解できます。
3月で実証実験の期間が終わるわけですが、そこで終了させるならさせるで、早いうちに市民に周知した方がよいなどの意見が出されました。
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

アーカイブ

ページ上部へ戻る