那須塩原市議会へ視察研修

先日、栃木県の那須塩原市議会へ視察研修に伺いました。
大雪の日でもあり、ちょうど研修中に雪が本格的に降り始める中でしたが、丁寧にご対応頂きました。
那須塩原市では、地域の名産品でもある牛乳での乾杯を推進する条例があるそうで、視察研修の冒頭にもおいしい牛乳で乾杯をさせて頂きました。

那須塩原市議会は、早稲田大学マニフェスト研究所の「議会改革度調査ランキング」で2016年に15位にランキングされた議会であり、先方は謙遜されていましたが、トータルにかなり先進的な取り組みをしていると感じました。
http://www.maniken.jp/gikai/2016rank_shi.pdf
 
●議長、副議長選挙の際の所信表明会の公開、ネット配信(ただし法律的な制約から本会議休憩中に実施)。
議長候補者への質疑等が相次ぎ、所信表明会が3時間以上になったこともあったとか。
議長は、内向きのロジックに基づいた順送りの名誉職となることも多いですが、議会全体の方向性を決めるにふさわしいリーダーシップや見識が問われるべきと、改めて感じます。
●政治倫理条例の改正、議員の資産公開にまで踏み込む。
首長サイドの倫理条例では、資産公開規定は良くありますが、議会側のものはあまり聞きません。
内容としては、不動産等の所有状況や、税の納付状況などの公開で、預貯金額の公開等までは踏み込めなかった事情もあるようです。
市民からの調査請求権も規定されており、守谷市でも倫理条例の改正が議論されていることを考えると、多くの参考となる視点を頂くことができました。
●議会基本条例の条文の検証ルールの確立。
議会基本条例を1条ごとに見直すサイクルが、チェックシート等3段階で用意されているなど、きちんと確立されている点に驚きました。
良くPDCAサイクルと言われますが、作りっぱなしになっている事例は他にも多いのではないかと感じます。
 
来月中には総括の会議が開かれ、次年度に向けての課題の抽出が行われる予定です。
 
 
 
 

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