広報もりやの配布コストについて

今年度の守谷市議会事務事業評価(仕分け)に対して、行政サイドからの質疑等が行われました。

内部的に逆ヒアリングと言われたりします。普段は行政サイドに質疑をするばかりの議会ですが、この時ばかりは質疑や異論を言われる側になります。

今年度の評価対象事業の一つに、広報もりやの配布方法に関するものがあります。

毎月2回発行し、配布を行っている広報もりやですが、現状の配布方法としては自治会等やシルバー人材へ配布委託がメインで、年間に約3200万円ほどのコストがかかっています。

 

2万世帯弱への配布となっているのが現状ですので、単純に計算すると、2万世帯×月2回×12カ月で、年間48万回の配布が行われており、年額3200万円ですので、1回の配布につき60円超のコストが掛かっている計算になります。

これに対して、仮に民間事業者へ依頼をし、折り込み広告やポスティングによる配布手段をとったとすると、1回あたり6円~10数円程度で配布ができることも考えられ、大きなコスト削減が見込まれることから、議会の意思としては、是非ともそのような方向で予算規模を縮小すべきという事業評価内容となりました。

 

昔から配布コストに関しては削減の可能性が指摘されてきました。しかし、自治会等の人が広報もりやを持って近所を訪問すること自体に、地域のふれあいや繋がりを促進させる大きな意味あいがあるのではないかという意見などから、自治会等による手配りが重視されてきた面がありました。

今日の行政サイドからの質疑の中でも、ただ配布コストだけを見て民間委託への変更を疑問視する趣旨の意見もあったように感じます。

 

ここからは私の意見ですが、広報の配布、自治会への財政支援、地域の絆づくりなどなど、あまりに性質の違う目的を一つの事業に詰め込んでしまうと、あいまいさや不透明さの原因にもなり、危険だと感じます。

抽象的に地域の絆づくりの為に必要なのです。なお、この金額には広報もりやの配布の手数料も含まれており、加えて自治会等への財政支援としても役立っています、などと言われると、どれくらいの金額が適正なのか誰も確信を持てなくなります。

また、例えば地域の絆づくりは広報もりやの配布を経由しなけば育めないものとは思えません。

広報もりやの配布は配布、また地域の絆づくりは絆づくりときちんと事業も分けて、事業の目標の達成状況、適正なコスト水準などを検証できるようにした方がより透明性のある運営が行えるのではと感じます。

 

議会の評価結果を受けて、執行部が来年度以降の予算編成をどうしていくかはこれからの話ですが、事業評価結果に関しては、9月定例会で全会一致で議決をされております。

つまりは、事業評価結果を完全に無視した予算編成を行った場合、予算案がすんなり可決されないであろうことは予測できますので、さすがに無視はされないだろうと思っております。

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この記事の著者

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

誕生日:1977年9月20日
居住地:茨城県守谷市
学歴:つくば市立 茎崎第3小学校→守谷市立けやき台中学校→江戸川学園取手高等学校→立教大学文学部
趣味:読書、洋画鑑賞、犬の散歩、美味しいラーメン店の探索

2012年3月より、守谷市議会議員として市政に携わる

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