モコバス減便、デマンドタクシーの新設に関して

モコバスのルートを減らし、デマンドタクシーを新設する形で公共交通の再編が検討されています。本日議会に説明も頂きましたが、HP上でも公開されています。

公共交通網の再編を行います(守谷市ホームページ)

生活に直結する課題ですが、この手の話においては、2種類の異なる性質の議論が混在することが多いとよく感じます。

一つには、例えばバス路線の無い地域の通勤支援をどうするか、免許を返納した高齢者など交通弱者への支援を優先すべきかなどといった、市民の属性や環境に即した、限られた財政範囲内で優先順位を検討する政策論争の場面。

もう一つは、私の家の前にあったバス停が無くなるのは困るといった、個別の要望や都合が議論される場面です。

そして、仮に後者が議論の中心になった場合、けしてまとまることはないだろうとも思います。なぜなら財源には限りがあるからです。

 

今回の再編案の基本にあるのは、予算合理化の話だと思っています。つまり、現行約9000万円かかっているモコバスの費用は過大ではないか。過大な割には日中空気ばかり運んでいるのではないかという話です。

①モコバス

【現行】ABCルート×左右回りで6ルート 経費約9000万円

【再編後】新2ルート 経費約3000万円

②デマンドタクシー

【新設】3台のタクシーで対応 経費約3000万円

このような形で、約3000万円程度はトータルに削減できる見込みですが、個人的にも合理化は必要なことだと考えております。

 

合理化を進める上では、必ず損をする個人、地域がでてきます。

今日の全員協議会でも、今回の再編案で不便になる地域等を示して、弱者切り捨てではないかという指摘がなされる場面もありました。

確かに「弱者」なのかもしれません。

しかし同時に、普段全くモコバス等を利用しないのに、維持費だけを市民税等を通じて負担いただいている、多くの現役世代の市民の方にも配慮や同情は必要ではないかと考えています。

 

最終的に個別都合のぶつかり合いになると、狭い守谷市ということもあり、非常に厳しい場面もあります。しかし、無限に予算をかけて無限に公共サービスを広げるわけにはまいりません。

また、サービスの利用者の声が大きく聞こえるのは事実ですが、維持費を負担いただいている声なき声も聞く、聞こえなかったら想像してでも、最終的には全体の公平感を考慮した上で、どこかで線引き決断をしていくしかありません。

 

ちなみに今回の再編案は1年間の実証実験という位置づけです。

つまり再検討の余地は多くあります。行政としても議会としても最適解を目指して試行錯誤している状況です。今後ともしっかり議論に参加してまいります。

 

 

 

 

 

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この記事の著者

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

誕生日:1977年9月20日
居住地:茨城県守谷市
学歴:つくば市立 茎崎第3小学校→守谷市立けやき台中学校→江戸川学園取手高等学校→立教大学文学部
趣味:読書、洋画鑑賞、犬の散歩、美味しいラーメン店の探索

2012年3月より、守谷市議会議員として市政に携わる

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