議選監査を廃止すべきか継続すべきか

守谷市の監査委員2人の内、1人は議会からの派遣となっておりますが、この議選監査を廃止すべきか継続すべきか、議論が行われております。

今日の委員会は任期終わりが近いこともあり、一度結論を出したいタイミングでしたが、廃止派、継続派と真っ二つに意見が分かれ、結局来期以降に持ち越しとなりました。

ちなみに私は(結構強硬な)廃止派です。

議選監査継続派の方々の意見を聞くと、やはり監査役をやると勉強になると第一に仰います。

勉強になるのは間違いないでしょう。また、監査には守秘義務のかかる内容も多く、逆に守秘義務をかけなければならない情報にアクセスできることで、参加した議員個人の満足度はより高まるのだろうと思われます。

しかし、監査制度は議員の勉強のためにあるのではなく、2つしかない監査役の席の一つを議員が勉強目的で占有するのは不合理に思えます。

勉強が目的なら監査報告書等、公開情報は多くありますし、それらを通じて勉強をすることは、議選監査の有無に関わらず可能です。

 

もう1点、議員が監査に参加することで、税理士や会計士などのプロの目線とは異なる、良い意味での素人目線を監査にもたらすことができるとも言われます。

しかし、議員が良い意味での素人目線をもたらすのは議会の場であるべきです。

あえて、守秘義務の壁に閉ざされた密室で、しかも20人いる議員の中のたった1人が行う必要はありません。

 

ちなみに、監査役を兼務している議員は議会における決算審査に参加できません。

行政側の組織である監査委員をやりながら、議会側の決算審査に参加してしまうと、双方代理のような事になってしまうためと思われます。

決算審査は議員としてとても重要な職務の一つですが、そこをあえて放棄し、勉強になるという個人的な満足度を優先させるのは、二元代表制の一翼としての機能を自ら毀損しているような面があるとも考えます。

 

委員会の中で個人的に提案もさせて頂きましたが、仮に勉強になるを重視し、議選監査を継続するのなら、監査役としての報酬はゼロにすべきです。

お金を払って勉強するのが普通であって、お金を貰って勉強しに行くものではありません。

 

全国的に議選監査を廃止している自治体は、滋賀県大津市議会など数えるほどしかなく、関東地方には多分一つもありません。

先に廃止を決めた所など先進事例には触れたい所ですが、遠方ですと視察に行って意見交換というのも気軽に行えない事が残念です。

 

 

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この記事の著者

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

守谷市議会議員 すえむら 英一郎

誕生日:1977年9月20日
居住地:茨城県守谷市
学歴:つくば市立 茎崎第3小学校→守谷市立けやき台中学校→江戸川学園取手高等学校→立教大学文学部
趣味:読書、洋画鑑賞、犬の散歩、美味しいラーメン店の探索

2012年3月より、守谷市議会議員として市政に携わる

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