本日は守谷市議会議員選挙の告示日です。
自治体における市長と議会議員は両方が選挙で選ばれる政治家ですが、それぞれ役割が異なります。
例えば、予算案を提出できるのは市長サイドだけであり、議会側はそれを議決して承認します。
議員にも議案の提出権はあり、そこは広く認識されていると感じますが、予算案の提出権はありません。
個人的な感覚ですが、予算案の伴わない条例案というのは、大抵の場合実効性の伴わないものになりがちです。
従って、議員の議案提出権は、政策実現という観点からはかなり制限のかかるものであると感じています。
つまり、議員の役割は第一にチェック機関。市長が提案したお金の使い方についてどれだけ意見具申をできるかなど、カウンターパート的な側面が意識されるべきであり、ある種の「鋭さ」「切れ味」を持つ人選がなされるべきと考えます。
一方で、どんな大きな街でも首長は一人しかいません。議会は数十人、守谷市議会の場合は20人で構成されています。
20通りのそれぞれ正しさの提案、また、カウンターパート的立場からになってしまいますが、政策目標を採用できるというのは、市長が成しえない機能であり、民主制の醍醐味とも感じます。
守谷市は新しい街です。
選挙のたびに新しい理念を持った人材が入り刺激され、さらに発展した政治体制へと繋がってくれることを願います。
私事ですが、今回の選挙には立候補していません。
家庭の事情になってしまいますが、家業でもある会社への経営参画に集中する必要があり、議員の仕事はもちろん、会社の業務も片手間でできる事とは思えず、決断をさせて頂きました。
多くの方のご支援により、市議会議員として活動することができ、また多くの知見を得ることができました。大変ありがたく思っております。
未熟な点や至らなかった点が、多々あったとは思いますが、皆様からの協力があればこそ活動を継続することができました。
これからも私なりの観点、立場から街を発展させるべく活動していく所存です。これからもよろしくお願い申し上げます。
守谷市議会議員 末村 英一郎
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