先人への敬意と感謝

天皇陛下のお言葉…全国戦没者追悼式

読売新聞 8月15日(木)14時10分配信
 
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来既に68年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。
ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

靖国神社に行って参りました。


思うに当時、従軍した兵士や銃後の国民のほとんどは、軍事的・外交的な決定の場にはおらず、全く決定には参画しておりません。
そして突然に絶望的な状況下に留め置かれ、義務の遂行のみを要求された人がほとんどです。

留め置かれた状況の中には、硫黄島のような、玉砕が事前に予測できたと思われる、あまりに過酷な例もありました。
それでも先人たちは最後まで士気を失わず、恐ろしく勇敢に義務を遂行しました。
それだけでもあまりに尊い話ですが、加えてその献身的な姿勢は、結果としても戦後に繋がる大きな意味を残した思います。

つまり、敵方であった米国に対して、戦勝は明白だが、それでもこれ以上日本と戦うのはもう嫌だと思わせ、君主制の維持、(日本人の住む)領土面での一体感の保持など、最低限の条件を飲ませることに成功しました。
これは例えばドイツにはできなかったことです。
その結果は、もしかしたらあり得たかもしれない、分断国家化や内戦などの可能性を除去し、多くの国民の生命・財産を救いました。

先人の勇敢さや献身的姿勢に敬意と感謝の念を覚えます。
同じ日本人として、誇りある郷土と国を創るべく微力ながら尽力したいと思います。

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