甲州兵一人は尾張兵五人に匹敵する

信長の野望・革新/ソースネクスト
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桶狭間で逆襲を行い、今川義元で織田信長を滅ぼしたり、滅亡寸前の武田勝頼から盛り返して徳川家康を滅ぼしたり、歴史に逆行したプレイをするのが好きです。
同時にこのような歴史シュミレーションは、いろいろ歴史に思いを馳せることもできます。

「三河兵一人は尾張兵三人に匹敵する」「甲州兵一人は尾張兵五人に匹敵する」といった言葉があります。
織田信長は、商業が盛んな尾張の出身であるせいか、中世的に召集農民を主体とすることをせず、傭兵による常備軍化を志向しました。
しかし、土地との結びつきも弱い傭兵は、その土地での
評判を気にする必要もないため士気が低く、そして毎日農作業をする必要がない為、兵としては弱かったとも言われます。

対照的に異様なほど兵隊が強かったと言われるのが、甲斐や越後、つまり武田や上杉です。
山深く、雪深いなど厳しい自然環境が兵としての強さを生んだと言われますが、どうもそれだけではピンときません。
生活環境の違いで何倍もの能力差が生まれるとはとても思いません。
加えて山深かったり、雪深いのは何も甲斐や越後ばかりではありません。
同じような厳しい生活環境の地域はいくらでもありますが、例えば奥州兵が異様に強かったなどあまり聞きません。

もしかすると、武田や上杉は強かったから有名になったのではないのではなく、いくさで活躍したり、領土を広げるなど目立ち、有名になったから強いとされたのではないか。
そして有名になった理由は「厳しい自然環境で人が精悍だった+大きな金山があったから」だけだったりしたらどうしよう、などどロマンのかけらも無いことを考えたりもします。


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