第1回「議員力向上研修」に参加

昨日、今日と第1回「議員力向上研修」に参加。その前も2日連続で危険物取扱者の講習に参加していましたので4日連続の勉強デーでした。
 
法政大学の廣瀬克哉教授の講義の中にあった、
・行政側が説明する「できない理由」に納得するだけでは、議会の存在意義がない。
・同時に「できない理由」を無視しては現実的な政策とすることができない。
このような趣旨の説明が非常に印象に残りました。
 
誰がどう見てもあまりに理不尽な理由で行政が動かないという例は、あまりありません。
行政職員の大半は優秀で誠実であり、行政側が唱える「やらない」「できない」理由には、納得できるだけの合理性があることがほとんどです。
しかし、行政のロジックがすべてではありません。
行政の優秀さは、既存の枠組みの中で如何にうまく、効率的にやっていく方向に発揮されることが多いですが、一方でそもそも今の枠組みで本当に良いのかという視点は持ちにくいことが多いように感じます。
理由としては、けして失敗が許されないというプレッシャー、組織が大きく個人の問題意識だけでは動きにくいなどさまざまあると思われますが、いずれにせよそのような行政が苦手な視点こそが、議会側の得意とすべき部分であり、存在意義でもあります。
 
行政とよく話をして情報交換もするのは、とても大事です。そうしなければ現実的で継続性のある事業を行うことはできません。
しかし、その結果「行政のロジック」に引きずられて、ただ行政の説明に納得するだけで判断を停止することがあってはならない。
非常に基本的な心構えですが、意識していないと引きずられます。改めて気を付けてまいります。
 

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