ただの「飾り」じゃありません

昨日の続きですが、図書館への指定管理者制度の導入に関連した議案に対する「付帯決議」が提案され、可決されました。

議案第42号 守谷市図書館等の設置及び管理に関する条例に対する付帯決議
  • 現在のサービスのさらなる向上に努めること。
  • 市民ボランティア等との連携を重視し、協働の図書館運営を行うこと。
  • 現在雇用している図書館奉仕員の採用に努めること。
  • 学校との連携を重視し、教育機関としてのあり方に努めること
  • 行政職員以外のメンバーも含めた監視機能(第3者委員会や評価委員会)を設置すること

内容としては上記のような趣旨ですが、今回の件に関した執行部の対応は議会軽視のような面もあり、今後のことについても一抹の不安を覚えるものですが、カバーする良い内容の決議であると考えています。
特に最後の部分の、第3者委員会等の設置の部分、語尾も「すること~」と言い切っていますので、実質的な強制となっています。
付帯決議は飾りのようなもので、強制力になどならないという方もいらっしゃいますが、強制力は自動的にもらうものではなく、議会として発揮させるものです。
確かに、議会のメンバーが今回の議論を忘れてしまって、何もしなければそれまでですが、普通に考えれば、議会として過去に自らが下した議決を無視した議論を今後することはできません。
もし仮に執行部が付帯決議の内容、第3者委員会の設置等を無視した場合には、今後の例えば決算審査、予算審査等を、我々議会はただで済ますわけにはいきません。
そんなことは、執行部も簡単に予測できますので、何もしないわけにはいかないでしょう。やはり「議決」というものは重いもので、議会最大の武器であるなと感じます。

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