任期満了にあたりまして

本日で守谷市議会議員としての任期満了となります。
多くの方のご協力により、さまざまな経験をさせて頂きました。
振り返ると、地方自治民主主義の学校である」という教科書的な言葉の意味がいくらか実感できた思いもします。
 
最初に当選した直後に、「当選した議員は全員がそれぞれの形で正しく、その言動を理解できなくとも価値を認めるべき」といった趣旨の言葉を某先輩議員から頂きましたが、振り返ってこれが極意であったなと感じます。
さまざまな課題において自分が信じる「正しい意見」は当然ありますが、自分の意見のみが正しく他の意見は間違っている、では民主政治は成り立ちません。
複数の正しさ、アプローチ手法が共存できるのが民主制の利点であるのは当然の事と思います。
多くの個性、異なる手法を通じ、でもそれぞれの議員が良き事を行おうとする切磋琢磨の場にいることができ、議論に参加できたのを誇りに思います。
 
また、多くの課題に関して、やるべき方向性に気づく事、「正しい意見」を出すことは、実は比較的簡単であるとよく感じました。難しいのは具体的にどうやってやるか。自分が思う正しい意見をどう実現するかです。
正しい意見を主張するだけで、従わない周りを批判するだけではただの評論家で、少なくともプロの議員とは言えないのではと考えます。
世の中のしくみは無数の積み重ねでできており、また携わる人には異なる想いや意見、都合があります。ただ単純に改革を唱え、正しい意見を主張するだけで、ではそうしましょうとは、大抵の場合なりません。
ただいくつかですが、自ら関わる中でしくみづくりをし、実際に改革を行う事ができたと感じています。多くの市民の方々の想いや協力なくしては実現できませんでした。
 
守谷市政において積ませて頂いた、鍛えて頂いた経験を糧に、家庭を組織を街を、そして国をより良くすべく私なりに引き続き励んでいく所存です。
そのような意味で私が行っていくことはこれからも変わりません。
皆さま、引き続きよろしくお願い致します。
 
守谷市議会議員 末村英一郎
 
 
 

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