もしかしたら私の勘違いかもしれませんが、オバマさんの言う「核兵器なき世界」というのは、ロシア、中国も含めた既存の核保有国が、同時に核保有数を減らしていき、最終的には全廃するという話なのではないでしょうか。
どこぞの国の非武装中立論と違って、自国のみが一方的に軍縮すれば、(なぜか)世界が平和になってハッピーという話しとは違うと思います。
すると共和党の「強力で効果的な戦略兵器は抑止力として不可欠」という主張は反論になっていません。
ロシアや中国が核を全廃すれば、抑止力として核兵器は必要ではありません。
露中には通常兵器では全く歯が立たないので、核兵器が必要なんですというなら理屈としてはわからんではないですが、米軍がそのような有様になるとは、将来的にも考えにくいと思います。
一方で、例えば侵略的な軍事大国に隣接する小国が、通常戦力ではかなわない現状を克服し、抑止を得るために核武装するという欲求は阻止できないと思います。
そのような状況で核武装をやめさせるためには、いざとなれば国際社会が助けてくれ、侵略を阻止してくれるという安心感が担保として必要です。
湾岸戦争のような、明白な侵略があった場合、けして容認しないという姿勢が「核兵器なき世界」の実現のために必要な条件の1つになると思います。
しばしば核廃絶を唱える「平和主義者」は、侵略者と戦う戦争にも反対します。
すぐには難しいでしょうが、どう考えても地球上から核兵器が無くせるならばその方がいいに決まってますよね。
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