ドイツ降伏から70年で中国メディアが「わが国も3500万人以上死傷」と報道、中国ネットからは矛盾を指摘する声も(Record China 5月9日(土)18時42分配信)
2015年5月9日、人民日報が、第二次世界大戦でドイツが無条件降伏してからちょうど70年となったことを踏まえ、歴史を忘れるべきではないと主張する記事を掲載した。(以下省略)
最近のニュース配信、特にインターネットサイトのニュースを見ていると、上記のような「○○国のネットユーザーはこう言っている」の類のニュースが増えてきているように見えます。
ネタ元は海外のインターネット上の掲示板やSNSなどの発言を翻訳したものなのだと思われますが、翻訳という作業が介在するとはいえ、本質的にはコピペに近いように感じ、それは果たして報道なのかとも疑問に感じます。
この手のニュースなら取材に出かけなくても、事務所にいるだけで作れますので、安易に量産されるのは分かりますが、ニュースサイトを開いて、この手のもので埋め尽くされると正直如何なものかとも思います。
掲示板のカキコミ等はもちろん匿名であり、どこの誰が書いたものかは分かりません。下手をするとその国の人間ではないかもしれない。
それらのカキコミはその国の与論の一部かもしれませんが、ごくごく一部であり、匿名空間特有の発言の乱暴さや無責任さなども見受けられます。これは我が国のネット環境においても同じことです。
仮にこれらのニュースが溢れることで、わが国の与論にも影響を及ぼすとしたら、少し危険なことのようにも感じます。
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