決算審査がはじまりました

kessan
本日より決算審査が始まりました。毎度のことですが、一日中数字を追いかけていると結構消耗します。
気になった点や質疑した点などをいくつかご紹介します。
 

①臨時財政対策債は本当に「措置」されるのか

一般会計における市債、借入金総額は平成26年度末時点で約134億円(平成26年度中に約17億返済し、約6億4千万借入した結果)。うち臨時財政対策債が約56億円を占める。
臨時財政対策債は後に国からの交付税で穴埋めされ、市の実質負担はないはずだが、実際に支給されている交付税のうち、どれくらいが臨時財政対策債の穴埋め分かなどは全く見えない。正直、本当に措置されるか多くの人が疑っている。
総じて財源確保という意味では国は頼りにならない印象を受ける。
 

②広報もりやの印刷製本費はもっと工夫できるのでは

広報もりやの印刷製本費は約586万円。最近、激安印刷業者も増えており、入札条件等を工夫し、業者の選択肢を増やすことで、コストを下げつつも全面カラー化など行える可能性があるのではないか。
また、自治会を通じての配布は、地域のつながり作りという意味では有益だが、コスト面では難となっている部分もあり、実際に新聞折り込み等にしてほしいという市民の声もある。
 

③中途半端な選択をすべきではない

自治公民館の新築や改修等について補助金支出を行っているが、平成28年度より工事業者を市内に本店がある法人に絞るという計画があるとの事。
本事業の目的は地域コミュニティの促進であり、地域経済活性化ではない。満足させるべきは、公民館を利用する市民か、工事を行う業者かを明確にすべき。
前者ならば、工事業者は市内に限らず選択肢を広げた方が良いはず。
一つの事業に、性質の異なる目的を混在させると二兎を追う結果になりかねないのではないか。
 
明日も引き続き決算審査が行われる予定です。

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