今日の訴えは、思い込みから諦めないという事について。
具体的な事例としては、動物愛護に関する話題になりますが、それだけの話ではありません。
わが茨城県は犬猫の殺処分頭数が全国でも有数の多い地域であり、守谷市からも当たり前のように、県のセンターに迷い犬などが送られ、殺処分される現状がありました。
それは我々人間社会の宿命であり、昔から続いている、そして今後も続けられる当たり前の事と思われていたのかもしれません。
しかし、そんな現状を何とかできないかと、まずは市民や地域の自治会、獣医師や行政職員が意見を出し合う「守谷市動物愛護協議会」の設置を訴え、協議会において議論させて頂きました。
その結果、市役所で迷い犬を1週間預かるようにするとか、市民ボランティアの協力など、新たな予算を使うことのない工夫により、守谷市からの殺処分頭数をほとんどゼロにすることに成功しました。
正直、かなり市民サイドの負担は大きいのですが、それでも大きな成果です。
繰り返しますが、新たな予算は使っていません。つまり、動物愛護のトレードオフとして、人の生活にダメージを与えてはいません。
新たな予算を使っていないのですから、もしかするとこれまでも、やろうと思えばできたのかもしれません。
しかし、犬猫の殺処分等の発生は当たり前という思い込みが、改善を妨げていたのではないか。そんな風にも感じます。
犬猫の殺処分だけの話ではなく、私たちの現状には、「仕方のないこと」と諦めていることが、もしかしたらたくさんあるのかもしれません。
私たちの時代には「仕方のないこと」であったとしても、私たちの子供の世代10年後、20年後においても、相変わらず「仕方のないこと」で済まされたとしたら、それは私たち大人の怠慢のようにも感じます。
思い込みから諦めずに、市民主導でこれまであった「仕方のないこと」を改善していくこと。そのために市民と行政を繋ぐ、政治の機能をしっかりと信頼できるように回復していくことの必要性。
そんな想いを訴えさせて頂きました。
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