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石原知事「橋下氏は独裁じゃなくて独断だ」
大阪府知事・市長ダブル選から一夜明けた28日、石原慎太郎・東京都知事は、橋下徹・新大阪市長の勝利について、「当然だと思いますね。片方が何もやらなかったんだから」と語った。
橋下氏の強引な政治手法が、相手陣営から「独裁」と批判された点は、「独裁じゃなくて独断だ。発想力がある人間がトップダウンで進めなければ、物事は動いていかない」と擁護した。
「大阪都構想」については、「大大阪を復活させようというのは結構。二重行政を一元化すれば、非常に合理化になる」と評価したが、「都というのは、元首がいて、国政があるところですから」とけん制することも忘れなかった。
過度の権力の分散は、
・組織、部署間のセクショナリズム縄張り意識
・提案を採用されなかった→面子が!
・来年の予算獲得に支障が!
などなどの本来の目的とはかけ離れた「くだらないこと」が目的として働いてしまい、公益が損なわれてしまう可能性があります。
それを防ぐ為に、正しい目的意識を持ったリーダーが修正をする必要がありますが、そのためには一定程度権力の集中が必要です。権力がなければできません。
政治主導の主張、首相公選制の議論など、リーダーの権力強化の必要性を感じている人は多いようです。
一方で、権力強化=独裁化だとアレルギーを持つ人も多いようです。
先日述べたように、独裁とは交代不能性のことで権力の大きさではないと思いますが、あえてそれを独裁と表現して非難したくなる気持ちも良く分かります。
私も含めて島国の住民の習性なのかもしれません。
・リーダーシップの強化
・権力の集中を嫌う心
こういった両立できないことはひじょうに世の中多いと思います。
長所だけでなく、表裏一体の短所をわきまえて結論を出すことが大事なのでしょうか。
いづれにせよ、今後ますます市民による選択=投票行動が良きにせよ、悪しきにせよ影響が大きくなってくると思います。無党派の時代ですし。
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