わが国のGDPは約500兆円で世界第3位です。
ところで、茨城県のGDPは約11.5兆円となっております(2008年)。
ニュージーランド(13.2兆円)程ではないですが、スロバキア(9.5兆円)
やベトナム(9.1兆円)を上回ります(すべて2008年)。
つまり、理論上はベトナムにできることは「茨城」にできると言えます。
もちろんあくまでも「理論上」です。
国際社会に一国として認められていない以上、外交はできませんし、国連にも入れません。
しかし、利点としては外交・安保を自前でやらなくても良いので、財政的には有利
と言える面もあります。
人口は300万人であり、立派に1国とて通用します。
県内市町村数は44ですので、これは「県」とするのに手ごろかもしれません。
人事のように言ってはなりませんが、地方議会や行政には、どうしても財政的にも業務内容的
にも下請け意識が抜けきれない部分があります。
渡されたお金で言われたことをやっていればよかった、かつてはそうでした。
基礎自治体が独自に徴税項目を決めなければならなくなる時代です。
多くの権限がが地方に集まる、同時に失敗したときのリスクも背負わなければなりません。
そのためにも、このような思考実験は役立つかもしれません。
何しろ「独立国」ですから、1から自分で決めねばなりません。
統治機構はどうするか(立憲君主制か共和制か番外編でプロレタリア独裁とか)、
憲法はどうするか、そのような事を考えていくと、地域で皆が「守りたいと思っているもの」
が見えてくるかもしれません。
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