議会基本条例

本日は守谷市議会において、議会活性化特別委員会が開催されました。
主に議会基本条例の内容に関する検討であり、分権時代を前提とした市民に信頼される議会体制づくりというのが趣旨になります。

方政治は2元代表性であり、国政とは制度がまったく異なります。けして「小さな国会」ではありません。
また首長が直接選挙により選出されますので、必然的にとても大きなリーダーシップを発揮することができます。執行権と予算権を持っている、これは非常に大きなものがあると思います。

しかし、どんなに優秀なやる気のある首長でも、1人しかいません。
物理的に動ける範囲や時間には限界があります。日々の業務も忙しく、市民との距離感などが問題になってくる可能性はあると思います。
一方で、議会には一般に十数人、数十人の議員がいます。
日常活動において、市民との対話を進め、興味や関心を吸い上げることがより容易に可能です。
こういった点で議会の活性化は重要な面があると思われます。

個人の違いや住む地域、年齢、職業などにより、考え方や関心の方向性はさまざまです。
そして、一方的に持論を主張するだけでなく、異なる意見を前提として対話を進め、合意を形成していく、これが議会の民主主義の大原則です。自分の意見のみが正しく、他はすべて間違っている、如何に自分の意見を強制できるかというのは、まともな民主主義ではありません。

本会議などの場で、議会全体として議論をしていくのは当たり前ですが、市民の意見を吸い上げる段階においても、議員個人としてだけでなく、議会全体として対応していくことは大きな意味があると思います。
そうすることで、議論の入り口の段階からフレッシュな外部の感覚を取り入れることができ、良い刺激を受けて本会議や委員会等での議論も活性化させることが可能だと思います。
多くの自治体で、議会基本条例が制定され、議員全員参加の議会報告会なども開催されています。
先日、先進事例である神奈川県茅ヶ崎市の例を視察してまいりましたが、始めてみないと見えてこない多くの問題もあるようでした。そうしたことを乗り越えた努力と対話をためらわない姿勢が市民と
議会の信頼関係を醸成するのだと思います。
守谷市においても、さまざまな議論がなされています。実効性のある体制づくりを目指して、議会活動へ力を注いでいきたいと思います。
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