http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/dobutsu/(茨城県動物指導センターHP)
本日は笠間市の茨城県動物指導センターにて、一般向けの施設見学会が行われました。
①動物愛護推進員による県内の現状等に関する講話
②犬舎、殺処分機等含めた施設見学
③参加者全員によるディスカッション
といった内容で、合計で3時間くらいの内容、20名ほどの参加者がありました。
施設見学の後のディスカッションにおいては、施設内部を見た後ということもあり、感極まって泣きながら話す方もあったのが印象的で、非常に充実したものとできたように思います。
また、このような取り組みを行って頂けるセンター職員や動物愛護推進員の方々にも感謝申し上げます。
今日は犬舎等の写真はご遠慮をということでしたので、残念ながら内部の写真はありません。
個人的に本施設の見学は3回めです。
毛玉だらけだったり、怪我をしていたりと、あまり良くない状態の犬が檻の中にいて、それでも私が近づくとしっぽを振って寄ってくる様子を見ると、何ともいたたまれなく、直視できない、目を合わせられない気持ちになります。
そして、殺処分等の現実に対して、いたたまれないから目をそらすという姿勢は、わが国全体がこれまでとってきた姿勢のようにも思います。
犬や猫が収容され、時に殺処分されるのはある意味仕方のないことであり、人間社会の宿命であり改善できない。でも、痛い現実だからなるべく見たくない、考えたくない。そのような人が多くいるのではないでしょうか。
しかし、行政の協力や多くのボランティアの方の努力、迷い犬・猫の一時預かり、里親探しや、地域猫活動など地道な活動の積み重ねにより、実際に殺処分ゼロやゼロに近い状況を実現している自治体もあります。
有効な方法はあり、殺処分ゼロはけして夢物語ではないということを、もっと多くの方が知って頂ければ、犬の殺処分数8年連続ワースト1の茨城県ですが、より良く変わっていけるのではないかと思いました。
最後に預かりのにゃんず(殺処分にはなりません)に挨拶して帰りました。
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