昨日は、関東若手市議会議員の会の仲間と共に、つくば市にあります「防災科学技術研究所」へ視察に伺いました。
この施設は、離島も含めた全国に地震観測計を設置し、体感できない小規模な地震も含めてた観測や、MPレーダーと呼ばれる高精度なレーダーにより、ゲリラ豪雨の発生の観測などリアルタイムで行っている施設です。
また、得られたデータを蓄積、分析し新たな災害予測や予防に関する研究等も行っているとの事で、参加したメンバーから「地球防衛軍」という感想も出るくらい、極めて高度な研究施設でした。
また、人工的に300ミリ/時間までの雨を降らせることのできる実験施設や、過去に起きた大きな地震の実際の揺れを体感できる「地震サブトン」と呼ばれるものもありました。これで、私も震度7の地震を体験させて頂きました。
豪雨に関しては、先日の台風18号の記憶が新しいですが、研究員の方の意見としても、やはりゲリラ豪雨の発生率や雨量は増加傾向にあるのは間違いないようです。
豪雨対策としては、多くの自治体の下水等のインフラは50~60ミリ/ 時間くらいの想定しかしていないのが現状です。
例えば80ミリや100ミリといった豪雨も想定しなければならないとすると、インフラ改修等にも莫大な費用がかかります。
自助や共助のあり方も含め、常に新しい事態に対する想定と対応の必要性を感じました。
この施設の収集データはオープンになっているものもたくさんありますので、各地における災害対策研究でも参考になるのではないかと思います。
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