今回の衆議院総選挙については大義なき解散とも言われ、低投票率が予測されていました。
予想に違わず全国平均の最終投票率は52.66%と低迷し、一昨年の総選挙の59.32%から6.66ポイントも下回って、戦後最低を更新してしまいました。
守谷市内の投票率に限定すると、56.81%と思いの外高い数字が出ました。
守谷市内の国政選挙の投票率は、全国平均より2%くらい高いのが通例ですので、全国的に見れば雪国の天候悪化等がかなり投票率に悪影響を招いたのではないかと感じます。
守谷市内の投票状況(投票率56.81%)
【小選挙区】 有効投票数 27,813票
はなし 康弘(自由民主党) 15,495票(55.7%)
小林 きょう子(日本共産党) 4,444票(15.9%)
石井 あきら(維新の党) 7,874票((28.3%)
【比例区】 有効投票数28,124票
民主党 4.020票(14.3%)
維新の党 5,458票(19.4%)
次世代の党 763票(2%)
自由民主党 10,238票(36.4%)
日本共産党 3,012票(10.7%)
生活の党 744票(2.6%)
公明党 3,282票(11.7%)
幸福実現党 140票(0.4%)
社会民主党 467票((1.7%)
比例区で見ると、維新の党が自由民主党に続いての第2の支持を得ており、先の選挙ではみんなの党が第2党だったことを思うと、その地位をを継承していると言えます。
党が変わっても、スムーズに維新の党がその地位を継承している点を見ると、組織的な繋がりや利害関係に基づくものではなく、しがらみのない有権者による穏健な改革勢力が望まれている気が致します。
比例区の投票と小選挙区の投票を比べますと、自民党も維新の党も8~9%くらい得票率を伸ばしており(公明党が全員、はなし康弘候補に投票したと仮定)、受け皿としては平等になってしまっており、野党第1党たる維新の党としては少し情けない感じです。
興味深いのは民主党の比例区 4.020票(14.3%)の方々が小選挙区で誰に投票したかと言う点です。
旧社会党系の支持者、しがらみのないアンチ自民の支持者など、さまざま分散しての投票行動だったのではないかと想いますが、今後の再編のカギになるように思います。
いずれにせよ、与党に勝たせ過ぎの総選挙でした。
与党だけで3分の2を占める議席というのは、政策以前にそれだけで問題です。
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