本日は国立市の一橋大学にお邪魔し、シンポジウム「日本と海外の動物法を徹底比較する」に参加してまいりました。
朝10時から17時40分頃まで、びっちりな内容でしたが、とても興味深い内容が多く、全く退屈は致しませんでした。
複数の講師の方に代わる代わる講義頂き、日本の動愛法の編纂から英国、アメリカ、ドイツの法体系などの現状を講義頂くスタイルで、とても参考になるものが多くありました。
この分野においては、特にドイツなどが顕著な例ですが、海外は完全に殺処分ゼロで何の問題もないかのようなファンタジーとしか思えないような話も時にあります。
しかし、けしてファンタジーではなく、海外においても生身の人間が段階を踏んで、利害関係を乗り越え四苦八苦しながら、制度を積み上げてきた経緯が感じられました。
伺った内容やアイデアは、報告書にまとめ地元の動物愛護協議会等でも周知して行くと共に、来年度に向けての企画案に生かしていきたいと思います。
最後に多くの講師の方が、日本の動物愛護団体等は相互の対立等が多いが、注力すべきはそこではない。小異を捨てて大同につけという趣旨のことを仰っていたのが印象的でした。
愛護団体等には、想いの強い人が多いですので夢中になってしまうのは分かりますが、自分と意見の違う人を責める事自体のは本来の目的ではないですし、正解に至る道は一つではないのではないかと思います。
個人的にこの分野に本格的に関わる前に、動物の命や人の心を守る活動には賛同するが、人を責める活動には協力できない、そこは明確にしようと考えたのを思い出します。
今後もその指針は守っていこうと思います。
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