昨日、全国若手市議会議員の会の研修で、福島県富岡町の視察に伺うことができました。関係者のご尽力により、帰還困難区域の中まで視察することができました。感謝申し上げます。
※帰宅困難区域・・・現在の放射線の年間積算線量が50ミリシーベルトを超えており、5年後も20ミリシーベルトを下回らない可能性のある地域。特別な許可がなければ、立ち入りができない。
富岡町役場総務課の菅野さんにご案内頂きましたが。3.11の時の富岡町における体験談など、非常に詳細なお話を伺うことができました。
菅野さんは冗談も交えながら、一見はとても明るくで喋りっぱなしの様子で、その過酷な体験や現状を説明頂きました。とても強い方だと感じます。
当然ですが、帰宅困難区域ですので一帯は無人です。
草ボウボウの様子、窓が開いたままの家、時計が止まったまま、散らかったままの室内の様子などが、胸を打ちます。
富岡町役場にも伺い、3.11の当時に災害対策本部となっていたところなどもご案内頂きました。
当時の情報共有に使われたホワイトボードや、開けられた缶詰などがそのまま残されておりました。
また、一部に線量の高い部屋があり(魔の視聴覚室)、そこは空間線量で10マイクロシーベルトを超えていました。あまりに衝撃的な数値です。
講演も含めて、ほんとうにさまざまなお話を伺いましたが、住民と行政や政治との信頼関係の構築など、我々にも共通する根本的な課題も多くありました。
あまり詳細な話はここには記せませんが、報告書にまとめると共に、伺ったお話を地元でも共有していきます。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。