地獄や極楽はこの世にもあると思います

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「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 」著者 岸見 一郎氏、古賀 史健氏。 

タイトルが誤解を招きそうだなと感じました。嫌われるくらいの事をしないと成功できないぞ!といった類の開き直りの啓発書ではありません。商業的な理由、インパクト重視でつけられたタイトルなのでしょう。

一見すごく他人に気を遣い、他人に合わせようとしている人がいても、その裏側にその人は自分のことを評価してくれるのか、自分に対して何をしてくれるのかという視点があるとしたら、それは他人を見ているようで、実は自分の事しか見ていない。

つまり、「他者からどう見られているか」ばかりを気にかける生き方こそ「自己中心的」な生き方である。という趣旨の説明が印象に残りました。

地獄や極楽はこの世にもあります。

世の中は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」でできており、自分の見方次第で世の中は地獄にも極楽もなるし、周囲の人間はみんな仲間にも敵にもなり得ます。

特に政治の世界は、誹謗中傷、妬み、陰口、差出人のないお手紙、非通知での着信後、ちょっと激しい留守電メッセージなどにさらされる世界でありまして、自分の心持ち次第で簡単に世の中を地獄にし、周囲の人を敵にしてしまいます。

そのようなダークサイドの誘惑にしっかりと抗って、真っすぐに立ち続ける事がとても大事な資質なのだと信じます。時々立っているのがつらくなることもありますが・・・。

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