さてさて、選挙の収支報告も、確定申告も政務活動費の締め作業も終わったので、とりあえず締め作業系は一段落しまして、少し余裕が出ました。
あいさつ回りはまだまだ果てしないですが、焦っても仕方ありません。じっくりと続けていきます。
昨日、久しぶりブックオフで本あさりをしまして買ったうちの一冊。岩明均氏による「雪の峠・剣の舞」です。
岩明均氏の作品は、ずっと以前に「寄生獣」と「七夕の国」を読んだことがあります。とても人間愛の深い作風で、良い印象が記憶に残っています。
雪の峠・剣の舞 (KCデラックス アフタヌーン) コミック – 2001/3/21
佐竹家は、関ケ原の戦いに際して西軍についたため、常陸の54万石から秋田の20万石へ改易されたわけですが、作中で佐竹家家臣の梶原政景がこれを「正解だった」と評していたのが印象に残りました。
つまり、東軍につくことは簡単だったが、すると勝ち組になるので戦後は加増になる。さすがに関東には置いてくれずに、東北か九州辺りで100万石となったかもしれないが、外様の100万石はいずれ目をつけられ潰される可能性が高いということで、なるほどと思いました。
実際に佐竹家は久保田藩として廃藩置県まで残り、現在は当主の方が秋田県知事をやっているくらいですから、大成功と言っても良いと思いますが、強いこと、優秀であること、繁栄することが最善とは限らないのかもしれないと見ると考えさせられます。
私は武田信玄もかなり好きでして、「信長の野望」をプレイする際には、何とか武田勝頼を生き残らせようと四苦八苦したりもするのですが、もし信玄公が史実よりずっと仕事ができなくて、甲斐1国を保つくらいが関の山だったとしたら、逆に甲斐武田家は幕末まで生き残れたりしたのか、なんて想像したりもしました。そんな単純ではないか・・・。
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