委員会の結論が本会議でひっくり返りました

本日で3月定例会は終了です。本来ならば昨日が最終日の予定でしたが、ある同僚議員の方が本会議中に急病で倒れられるなどしたため、急遽会期延長となり本日をもっての採決となりました。
平成29年守谷市議会3月定例月議会 提出議案一覧
倒れた方の容体については、回復に向かっているとの事でホッとしました。早い時期の回復・復帰を願っております。

今回の定例会に関して最も大きなヤマは「北園森林公園のコミュニティ施設建設事業」に関してです。
以前にもお知らせしましたが、関連議案について審査した委員会においては否決や修正可決、つまりは建設事業を認めない方向の結果が出ましたが、結論から申し上げると本会議において覆りました。
関連する議案が2本ありますが、下記のような採決結果になりました。
 
①議案第22号 平成28年度守谷市一般会計補正予算(第10号)
●3月3日の地方創生特別委員会審査にて
賛成8、反対9で原案「否決」(本会議で修正案上程へ)
●本会議にて
賛成9、反対10で原案に対する修正案「否決」
その後、賛成10反対9で原案「可決」
 
②議案第29号 平成29年度守谷市一般会計予算
●3月7日の決算予算特別委員会時にて
賛成10、反対9で原案に対する修正案「可決」
●本会議にて
賛成8、反対10で修正案「否決」
その後、賛成10、反対8で原案「可決」
 
審査した委員会が、地方創生特別委員会や決算予算特別委員会という、ほぼ全議員が所属する場であることを考えると、通常は本会議で結論がひっくり返ることはあり得ません。
委員会時には採決に加われなかった、委員長ポジションの議員が採決に加わったことに加えて、委員会時から本会議に至るまでの間に賛否への態度をひっくり返した議員もいたことなどが大きな原因と思われます。
 
率直に振り返って、色々なことがグチャグチャでした。
以前に表明していた態度がひっくり返ったこと、疑問に思うこと、説明できないであろうおかしなことが複数の場面において多すぎて、一紙面では説明しきれません。
私個人としては建物建設には否定的な立場ですので残念な思いがありますが、とはいえ皆で出した結論は全員で背負うのが民主主義とも思います。
今後建設事業がどうなっていくか、さすがにこれだけ異論総論が出た案件ですので、当初の予定通り建物建設へとはならないと思いますが、今後の経過を見守ると共に、しっかりと意見具申等してまいります。
 
最後にこれだけグチャグチャな案件だったにも関わらず、本会議での討論の際など、議員も傍聴者も含めて、誰一人ヤジを飛ばすようなことはなく、ルールに基づいて粛々と活発な議論が行われたのは、わが守谷市の誇るべき文化であると感じます。
私の知る限り、ヤジが飛び交う品のないルール無用の議会は多くあります。
地方議会と一口に言っても本当に千差万別です。
 

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