選挙運動の公費負担に関するルール変更について

公職選挙法や関連施行令の改正に伴い、選挙運動の公費負担が増える条例案件が上がってきています。
市長選だけでなく、市議選においてもビラの配布が可能になるなど、既にルールの変更はありましたが、併せていくつか公費負担を増やす内容となっております。
変更点の中で個人的に理解に苦しんだのが、ポスター作成費用の公費負担がトータルで倍以上に引き上げられる点です。
年明けの市議選にも関わるルール変更になります。
議案第99号 守谷市議会議員及び守谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例

これまでの守谷市におけるポスター作成費用に関する公費負担額は、1000円×144か所(ポスター掲示板数)×1.1(予備の枚数という意味だと思います)=158,400円が上限とされていました。
今回の改正案が通った場合、上限が386,208円と倍以上になる見込みです。
 
どうやら、これまでと違い、印刷代金とは別に新たにデザイン料のような形で310,500円を想定し、プラス単価525.06円×掲示板数という計算方法との事です。
結果、総額が386,208円となり、掲示板の数で割ると1枚当たり何と2,682円になってしまう計算ですが、デザイン料で30万円以上というのも、あまりにカリスマデザイナーを想定し過ぎではと感じます。
ちなみに私の過去の体験上は、1枚当たり1000円すらかかったことはありません。
 
公費負担は定額制でなく、上限の範囲内での実費負担ですから、本当にかかる金額であれば問題ありませんが、なぜか「実費負担」が前回の選挙と比べて倍以上にかかるとしたら不自然極まりない話です。正直、総務省等々の意図が読めません。
 
その他多くの議案が審査されます。
12月定例月議会は本日から12月12日までの予定です。任期中最後の定例月議会となります。
令和元年 12月定例月議会 日程

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